企業法は息子が苦手だった科目です。
なかなか点数が伸びてこなくて、心配していました。動画やブログでは、それほど難しい問題は出ないということで高得点を取りやすいし、答練や模試で今回のボーダーは70点!違う日は75点は取ってほしいという話の中、息子は60点台ばかりで・・・。
しかし 本番でなんと95点を取ったんです!
なぜ高得点が取れたのか、そんな息子の勉強法です。
目次
一回目、二回目の短答試験の失敗
2月から会計士の勉強を始めて一回目の短答試験まで約10ヶ月です。計算科目より理論科目の授業が始まるのは少し遅いので、企業法の勉強時間としてはほとんど取れなかったです。初めて聞く言葉や内容がすぐに頭に入ってくるわけもなく、復習も進みません。でも最後に問題集を回せばなんとかなると私も息子も思っていました、しかしなんともなりませんでした。早々にやる気を失ったこともあり一回目の短答試験は惨敗です。二回目は計算を仕上げることに時間を費やしたため、企業法は最後の方に一問一答をやっていました。しかし仕上げるまでいかず、点数も伸びませんでした。
理解することから
二回の失敗から、企業法もインプットから始めようと思ったようです。アウトプットからやった方が効率がいいといわれる方も多いですが、息子には向かなかったです。まずは理解してから、言葉や内容を覚えるという戦略に変えました。
もちろん一問一答をやっていたので、覚えている部分もあります。しかしそれは単に答えを覚えているだけで、理解しているわけではありません。
ずっと最後までテキストを読んでいました。テキストを読むことで理解から暗記につなげていきました。
三回目の短答まで使っていた教材は、テキストと過去問です。
アウトプットで、もちろん答練も模試も利用しています。ただ下のグラフをみてもらったらわかるように、成績はいつも50~60点台です。それほど伸びていません。
過去問は大切!
過去問はお風呂の中でしていました。五回分(平成28年5月~平成30年5月)です。
五回分を何回も回していました。過去問のいいところは本試験の言葉の使い方、ひっかけポイントなどになれることが出来ます。五回分のなかには、とても易しかった平成28年の12月とその前の平成28年5月は難しく両方をすることが出来て良かったです。
解答解説は一番詳しく書かれているものを探し、使わせてもらいました。
予備校での問題集も当然、過去問からピックアップしたものが使われていると思うので、好みだと思います。
上の表は本試験の平均点です。平成28年の5月が難しかったので、12月は易しくしたのだと思いますが、易しくなりすぎて全体のボーダーも引き上げてしまいました。
企業法というのは全体のボーダーに影響することはあまりないようなので、珍しい事でした。
息子が受けた三回目の本試験は、講師の先生方の解説動画では平成28年12月に次ぐ易しさだったと言っていました。しかし蓋をあけてみれば、46.9点 前回の5月より平均は下がっていました。ただボーダーは70点と言っていましたので、問題としてはそれほど難しくなかったのでしょう。
なぜ最後の最後で点数が跳ね上がったのか
もし息子が企業法が好きな科目なら、もっと早く点数が上がってきていたかもしれません。しかし企業法が苦手な息子は最後の本番に仕上がりが間に合った!という感じだったのでしょう。
すべてが自信をもって選択肢が切れたわけではないと思うので、繰り返し同じ過去問をしていたことで、違和感(なんとなくおかしい・・)を感じることができ、選択肢を×にすることが出来たのかもしれません。
まとめ
息子がした企業法の勉強は
1 理解してずっと暗記を繰り返し
2 過去問で本試験の問題になれていった
この二つで企業法は高得点が取れると思います!もちろんいらないところまで手を広げていません。でも企業法は幅広く出題されるので暗記の量は多いと思います。
まずは理解!理解しないとすぐに忘れます。
過去問も息子は5回分でしたが、もっとやってもいいと思います。過去問は大切ですから。
企業法は8割狙ってほしいといわれます。苦手な息子でも高得点が取れたので、コツコツ仕上げていってください。